カシマシレポート

表現をつくって23年。山も谷もありますが、だんだんとおもしろい会社になってきました。きちんとお返事できる自信がなくて、facebookは登録したまま放ってあります。普段お会いできない皆さんにも便りをと思いこの◯山談義を始めることにしました。気まぐれな更新になると思いますが、お付き合いいただけると嬉しいです。 代表取締役 丸山 典久

友人が立派な仕事を軌道に乗せて、面白おかしく過ごしている。

経営者だから、面白おかしくといっても様々な気苦労は有るが、天職のようだ。

彼が選んだ職業は、障害者支援業務であった。

 

先日、これまた私の知古の先輩経営者が、障害者支援施設に適当な不動産物件を
紹介してくれた。

先の友人経営者と共に内覧した。

 

高齢者介護に使用していた申し分ない物件。

広い浴場に、冬場でも浴場内が冷えないように完備された防水暖房設備。

足腰の弱った入居者も利用できる入浴用ストレッチャー&リフト。

清潔な個人部屋が9室。

事業者の愛情が伝わる行き届いた設備。

 

至近距離に総合病院、周りは駐車場が多く近隣住民に遠慮する事も無さそうだ。

 

障害者支援事業の最大課題の一つが物件探しである。

物件そのものの各種要件(耐震、スプリンクラー、バリヤフリー等々)と
近隣住民の理解。

前者後者ともに難問なのだが、更に賃貸物件の場合は借地借家期間の問題も生じる。

何故ならば、障害者は入居物件が終の棲家となる事も有るのだ。

その期間、長ければ半世紀を超える。

物件の利用期間が決まっていると、入居者が土地に左右される。

健常者と異なり、引っ越しは大きなストレスなのだ。

 

素晴らしい条件の物件は10年の定期借家がネックになり我々の事業では
見送らざる得ない事になったが、高齢者支援事業や病院関係の施設なら
引く手数多であろう。

優先して紹介してくれた先輩経営者に感謝である。

 

ここで、表題に戻る。

友人経営者の職業は、障害者支援という業の職である。

私の勝手な解釈であるが、『職業』とは「やむにやまれぬ職」だと信じる。

彼は、障害者を支援する衝動を職にした人物なのだ。

 

職業に貴賎無しと信じるが、やむにやまれぬ職に奉じられた人は美しい。

そこには、先輩経営者と同じ深い愛が在る。

 

わが友は、若かりし経営者時代に随分のお金を使って多くのモノを失う経験を
したが、今は別の資本を使って増幅させている。

本人は照れ隠しに、「この商売、儲かりまっせ」と悪ぶっているが、
社会弱者に救いの手を精一杯差し出している。

 

身近な者が、やむにやまれぬ職に汗かいてるのは清々しい心地がする。