カシマシレポート

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皆様ご存知の通り、平成22年に雇用対策法が改正され「卒業後3年以内の既卒は、新卒として扱う」こととなりました。その結果、今では既卒者も新卒枠で選考する企業が増え、大手新卒求人媒体(リクナビ・マイナビ等)でも既卒者の登録・活動をよく目にするようになりました。

先日10月31日にマイナビより調査発表された大学卒業後マイナビに登録した方への調査では、その内「在学中に内定を獲得していた」割合は38.0%に達し、5年前の14.8%と比較し大幅増・過去最高となったという調査データが発表されました。

また、在学中に内定を獲得した対象に活動継続の理由を確認すると、「一度就職したが、退職もしくは在職しながら再度就職活動(第二新卒)を行っている」と回答した人が32.9%と最も多く、次いで「内定先の労働条件(勤務地・就業形態)や福利厚生に不満があったので内定を辞退した(15.4%)」、「志望度の高い業界・企業への夢を捨てられなかった(11.6%)」という結果となりました。

 

近年、第二新卒という概念が浸透してきたこともあり、若者の間では「キャリアチェンジを図るなら早めの方がいい」という認識が広まってしまっているようです。以前から3年間で3割の新卒入社社員が退職してしまうと言われていますが、転職に対するハードルは一層低くなってしまっているようです。

とはいえ、最初から転職を前提(キャリアアップの為の足掛かり)に新卒入社の企業を選んでいるわけでありません。リクルートの調査データでも、新卒で入社した企業で定年まで働きたいと答えた学生は約7割になります。学生も就活時は長く勤められる会社を求めて活動を行っていますが、実際問題として入社後のミスマッチにより3年で3割の離職という結果になっています。

ミスマッチが生じる背景には、選考時の企業と学生との認識のズレが影響しています。

例えば、約2,000名の採用担当者と学生に調査した結果、企業が学生を評価するポイントと学生が企業から評価されると思っているポイントに相違がみられました。反対に、学生が企業を選ぶ際に重視する点として企業が想定しているポイントと学生の考えるポイントにも大きなずれが見られました。

特に、昨今の企業の相次ぐ不祥事や買収問題を受け企業の安定性を重視する点や、働き方改革や過重労働などの報道の影響も受け「ワークライフバランス」のポイントは年々上がってきています。実際の企業体質や残業の有無・福利厚生(有給休暇の取りやすさ他)などは、選考時には学生側からは聞きにくい(見えにくい)質問でもあり入社するまでグレーな部分にもなります。

実際、働き方に関する一般的な学生の志向は、「(早期成長や高収入・独立を目指して)残業・休日出社を敬遠しない働き方」という質問に対し、「したい」は14%「全くしたいとは思わない」が24%というように、早期成長や高収入を目指すよりもワークライフバランスに重きを置いた学生が多いことがうかがえます。

しかしながら、この質問に「進んでしたいとは思わないが、してもいいと思う」は61%存在します。何が何でも残業をしたくないというわけではなく、一定の残業は必要であることに理解はあるようです。残業があること自体よりも、「だらだらと長時間働く」「長時間働くことが評価される」といった考えにネガティブな反応を示しているようです。

つまり学生は、その企業が働き方に対してどのような考えを持っているかを知りたいと思っているのです。

企業は学生に対し、働き方改革に対しての方針や取り組み内容を選考段階から示していくことが、ミスマッチを防ぐとともに、今後もより求められるようになると考えます。

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